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私のおじは全盲であん摩さんをしていました。指一本で人のためになるおじを尊敬していた私は高校卒業後「あん摩マッサージ指圧師」の資格を取り、2007年に訪問マッサージ師として独立しました。病院に通うことができない歩行が困難な方、寝たきりの方のご自宅へうかがい、関節が動かない症状や痛み、しびれをやわらげるためにマッサージを施す仕事です。

訪問するたびに患者様から「痛みがとれた」「体調がよくなった」と言っていただけることに喜びを感じ、やりがいをもって取り組んでいました。

しかし、その一方で私は「寝たきりのつらさ」を目の当たりにしていました。体を動かせない苦しみは、健康な人には想像もつかないと思います。寝たきりになると、ご本人はもちろん、ご家族にも肉体的、精神的、経済的に耐えがたい日々が続きます。

「寝たきりになってからでは遅い。寝たきりになる前に何とかならないだろうか？」

そう感じていた私はある日「介護予防デイサービス」の存在を知ります。

デイサービスを開設し、少しでも多くの高齢者の方に運動習慣をつけてもらえば、寝たきり予防、認知症予防につながり、つらい思いをする人を減らすことができる。高齢者の方には人生を全うするその日まで元気でいてほしい。最期の日には「楽しい人生だった」と言ってもらいたい。そう考えた私は、運動を中心にしたデイサービスを立ち上げる決意をしました。

立ち上げると決めた日から準備に3年をかけて、2013年にフィットネスデイサービスわかば若水店をオープンすることができました。楽しく運動し、笑って過ごせる場所をご提供することで、ご利用者様からは「わかばに通うようになって元気になった」とお喜びの声をいただいています。そして、たくさんの方々のお力添えをいただき、2018年には2号店田代本通店もオープンいたしました。

私たちはこれからも高齢者の方々に喜んでいただけるよう力を尽くします。

また、介護事業にとどまらず、地域の皆さまのさまざまな困り事を解決できる場をつくり、「わかば」が関わるすべての人の幸せのために貢献してまいります。